二十四節気編・大雪の川辺散歩

白がすべてを包みこみ、音は遠くへ沈んでいく。

凍てついた川は、ただ静かに見えて、

その奥では、確かに“帰るべき場所”が呼ばれている。

遡るサケの群れは、終わりではなく始まりへ向かい、

見守るように寄り添う家族の足跡が、雪の上にやさしく残る。

風は冷たく、景色は厳しい。

それでもそこには、途切れないものがある。

命が渡されていくという、静かな約束。

立ち止まり、眺める時間そのものが、

誰かの未来へとつながっていく。

大雪――

すべてが眠るようでいて、

いちばん深く、いのちが動いている季節。

アクリルスタンド

思想作家・村中堅宣による著作ライブラリー

思想作家・村中堅宣による著作ライブラリー。 クレーマー研究、人間心理、健康法、昭和・平成・令和の社会考察、理想郷構想など、幅広いテーマの作品を掲載しています。 読者の人生に新たな視点と気づきを届けることを目指しています。 https://book.blogmura.com/?p_cid=11216290

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